FIRE後に失業手当(基本手当)を受給している期間中は、国民年金や国民健康保険に対して、免除・軽減措置を受けられる可能性があります。
特に失業を理由にした場合は「所得がゼロ扱い」になる特例が適用されるため、実際の審査ハードルは低めです。
✅ 国民年金保険料の免除(失業特例)
- 「失業による特例」で所得ゼロとみなされる
- 全額免除または一部免除が高確率で認定
- 対象期間:退職日の翌日から2年以内に属する月まで
- 必要書類:雇用保険受給資格者証のコピー
💡 免除された期間も将来の年金受給資格にはカウントされます(一部は支給額にも反映)。
✅ 国民健康保険料の軽減(退職者特例)
- 所得を「退職理由により再計算(例:前年所得の30%として計算)」してくれる
- 所得が激減した場合は保険料が大幅に軽減される
- 必要書類:雇用保険受給資格者証 または 離職票(理由コード付き)
💡 横浜市や札幌市など、多くの自治体でこの制度があります。市役所の「国民健康保険課」に問い合わせるとスムーズです。
✅ 職業訓練・教育支援など、あわせて使いたい制度一覧
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 職業訓練受講者交通費補助 | 公共交通機関の通学費が一部支給される(条件あり) |
| 給付延長制度 | 訓練期間中は失業手当の支給期間が延長される場合がある |
| 教育訓練給付制度 | 厚労省指定講座の受講料の20~70%を還付(条件あり) |
🧾 実務の流れ(意外とカンタン)
| 手続き | 行き先 | 必要書類 |
|---|---|---|
| 国民年金免除申請 | 年金事務所 | 受給資格者証のコピー |
| 国保軽減申請 | 市区町村役所 | 離職票 or 受給資格者証のコピー |
👉 郵送対応してくれる自治体も増えています(特に年金免除)。
💬 まとめ
| 制度 | 対象 | 効果 | 必要書類 |
|---|---|---|---|
| 国民年金保険料の免除 | 失業中の第1号被保険者 | 全額または一部免除 | 受給資格者証 |
| 国民健康保険料の軽減 | 前年より所得が激減した退職者 | 保険料が大幅軽減 | 離職票 or 受給資格者証 |
💡 失業手当は「非課税」なうえに、社会保険料の負担も減る仕組みが整っているため、「退職後の空白期間」を上手に乗り切るためには、こうした制度を活用するのがコツです。
🏁 これで、FIRE退職後の“制度マップ”はひととおり網羅です。
退職前の準備から、最終出社日、生活インフラの切り替え、確定申告、失業手当、そして社会保険料の軽減制度まで──
ここまで読み進めてくださったあなたなら、FIRE後の“宙ぶらりん”な時期を、制度を味方にして乗り切る力が、すでに備わっているはずです。
制度は冷たくも見えますが、知っている人には、しっかりと応えてくれるようにできています。
逆に言えば、知らなかったことで受け取れなかった給付や、払わなくてよかった保険料も、決して少なくありません。
このガイドが、あなたのFIRE生活の不安を少しでも減らし、
本来やりたかったことに、より多くの時間とエネルギーを使える一助になれば幸いです。