💬 FIREは「運」だけじゃない──僕が語る、逃げ切り生活のリアル

🧭 あの日、僕は「雲の上の人」になっていた?

先日、ゲイ向けのお金の相談会に参加しようと思ったんですが、すでに定員いっぱい。
それでも、オフ会なら参加自由と聞いて、少し勇気を出して足を運びました。

集まっていたのは、これから資産形成を考えたいという人たち。
お金の使い方を見直したい、投資ってどう始めるの?──そんな声が飛び交っていて、僕はちょっと戸惑っていました。

というのも、僕はすでにFIREを実現していて、不労所得で生活しています。
そのことを話すと、場の空気が少し変わった気がしました。

僕自身が何かを誇ったわけじゃないけど、
「その話、ちょっと遠いなぁ…」と誰かが思ったような、そんな感覚。

帰り道、ひとりで歩きながらふと考えました。
「本当に、僕は“雲の上”の人なんだろうか?」って。

🧩 僕のFIREは、確かに“偶然”から始まった

たしかに、2020年に勤めていた会社が上場して、自社株とストックオプションが思わぬ評価額になった。
「これはもしかして、逃げ切れるかもしれない」って、心の奥に火が灯ったのを覚えています。

でもそこからが、本当のスタートでした。

資産が一時的に増えたとしても、それをどう使うか、どう守るかはまた別の話。
僕はそのとき、正直言って「怖かった」んです。
うっかり使い方を間違えたら、またゼロに戻ってしまうかもしれないって。

そこから僕は、自分の生活を見直し始めました。
支出、保険、投資、娯楽。どれも一つひとつ棚卸しして、選び直していったんです。

🧮 支出を“整える”ということ

最初に向き合ったのは、会社員時代の支出。
パチスロに月数万円浪費していた頃もありました。保険も「なんとなく」で入りっぱなしだった。

でも2021年には、支出が年間360万円まで減少。2019年の510万円から年間150万円削減(月12万円ほど)です。
保険を解約したことで、約100万円の返戻金を得て、月々の保険料もゼロになりました。

これはただ節約しただけじゃなく、価値観が変わった結果。

「不安だから保険に入る」じゃなくて、
「自分の資産でちゃんと備えてるから、安心して解約できる」と思えた。

お金の使い方って、いつも気持ちとつながってる。
それに気づけたとき、ようやく“自分のお金”になった気がしました。

📈 投資のリスクを“守る設計”に切り替える

投資についても、FIRE前後で大きくスタイルが変わりました。

FIRE前は、クラウドファンディングなど、少しリスクの高い商品にも分散していました。
でも、「取り崩す側」になって気づいたんです。
“増えるかどうか”より、“減らないこと”のほうが大事だって。

僕は手元の換金性資産を、
インデックス投資(年利2〜3%程度)と日本株の高配当銘柄、債券、不動産収入に振り分け、
全体で年利3〜4%の安定運用を目指しました。

判断基準は、「暴落しても、売らなくて済むように」。
生活費は家賃収入と配当でまかない、評価額が下がっても精神的にブレない構造を作ったんです。

これは、2022年以降の物価上昇や為替の不安定さを見て、より強く意識するようになりました。
資産は“守りながら育てる”フェーズに入ったんだと思います。

💬 僕が伝えたい、3つの視点

① 支出の見直しは、未来を変える第一歩

たとえば、僕は月に10万円以上の支出を削減しました。
これは、年収を120万円増やしたのと同じインパクトがあります。

いきなり投資を始めるよりも、まず「どこにお金が消えているか」を知ること。
それだけで未来は変わります。

▼まずやってみるチェックポイント
・先月のカード明細を3つの色に塗り分けてみる(生活費/趣味/ムダ)
・保険の内容を見返してみる
・使っていない月額サービスを解約してみる

② FIREは、「生き方を選ぶ自由」

FIREとは Financial Independence, Retire Early の略。
直訳すると「経済的自立と早期退職」だけど、僕にとっては「自由の選択肢が増えたこと」でした。

僕は「資産を使い切って逃げ切る」スタイルを選びました。
配偶者も子どももいない前提で、100歳まで生きても困らない設計を作ったんです。

FIREには「働きながら資産を増やす」タイプや「週3だけ働くセミリタイア」もあります。
選び方は無限。でも、“選べる状態”こそがFIREなんだと思います。

③ ゲイとして生きる僕が感じていた不安

異性愛モデルが前提の社会の中で、「老後どうする?」という問いは、僕たちにとってずっと重たい。
家族に頼れない、相続できない、介護も誰に頼る? そういう現実。

だからこそ、お金があると選べるんです。
誰と住むか、どこで暮らすか、どんな関係性を築くか。

FIREは、「自由のための下ごしらえ」。
それが今の僕の実感です。

👥 僕だけじゃない。いろんな道がある

ちなみに、この前のオフ会では、「貯金が苦手」と笑っていた人が、
帰り際に「じゃあまずスマホ代を見直してみるわ」と話してくれました。

FIREじゃなくても、投資してなくても、
「今日ひとつ、変えてみよう」と思った瞬間が、その人の始まりになる。

そんなふうに誰かのスイッチになるなら、僕の体験にも意味があるんだろうなって思います。

🔚 最後に

僕は、資産の棚ぼたでFIREを実現しました。
でも、それを「運だった」で終わらせず、「暮らしの形」にできたのは、行動を重ねたから。

未来って、“想像よりも地味な選択”で変わっていくものなのかもしれません。

もし、今から何かひとつだけやるとしたら――
今日、自分の支出を振り返ってみるのは、案外悪くない一歩です。


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