🍃 静かすぎた退職

最後まで一度も出社せずに、私は会社を辞めました。
これは決して「幽霊社員だった」という話ではありません(笑)
在宅勤務がすっかり日常になったコロナ以降、私の退職も、いつの間にか「オンライン完結型」になっていたのです。

💼 客先常駐から在宅勤務へ──そして退職まで

もともと私は客先常駐のエンジニアで、自社に帰るのは月1回。
それがコロナをきっかけに、客先もフルリモート体制へ。
結果として、自社にも客先にも出社しないまま、丸4年が経ちました。

👋 客先は送別会あり、自社は「郵送退職」

退職時、客先へは貸与されたPCや入館証を返却するため出向きました。
ありがたいことに送別会まで開いてくださって──
久々に直接お礼が言えたことは、今でもありがたく感じています。

一方、自社はというと…社員証などはすべて郵送で返却。
退職手続きも完全にオンラインで、最後まで一度も出社することはありませんでした。

😶 静かすぎる別れに、少しの寂しさ

仲の良かった同僚に、直接お礼を伝えられなかったのは、やっぱり心残りです。
でも、気まずかった上司に会わずに済んだのは──正直ありがたかった(笑)
音もなくフェードアウトしていくような、静かな退職。
そんな終わり方も、自分らしいのかもしれません。

🚚 街で見かけた「退職代行モームリ」の宣伝カー

そんなことを思い返していた頃、ある日街中で目を奪われました。
「退職代行モームリ」の宣伝カーが、陽気なBGMを流しながら走っていたのです。

“辞めること”が、ここまでポップに扱われる時代なのか──
少し驚きつつも、妙に納得する自分がいました。

🎮「リセットするように辞める」ことへの違和感

退職代行というサービスが必要な場面は確かにあります。
たとえば、パワハラや長時間労働など、心を壊すような環境から脱出するには、有効な手段です。

でも最近は、そこまで追い詰められていなくても、
「とりあえず辞めよう」「伝えるのが面倒だから代行で」
というケースも増えていると聞きます。

まるでゲームが詰んだときのように、“リセット感覚”で仕事を辞めてしまう──
それって、本当に自分の人生に責任を持っていると言えるのかな?と、少し考えてしまうのです。

🗳️ 人生の選択肢は「他人任せ」にしないほうがいい

自分の人生の節目を、誰かに委ねてしまうこと。
それは、「自分で選ぶことを放棄する」姿勢にも見えてしまいます。

この感覚、実は政治への無関心にも似ています。
選挙に行かず、「どうせ何も変わらない」と言う──
でも本当に変わらないのは、「自分では動かない」からかもしれません。

人生の大事な選択肢は、面倒でも、怖くても、
やっぱり“自分の意志”で踏み出していくものだと思うのです。

🍻 あのとき言えなかった「ありがとう」を、今こそ

あれから1年。
静かに会社を離れた日から、少しずつ気持ちの整理がついてきました。

そろそろ、あのときちゃんと伝えられなかった「ありがとう」を言いたくて──
気の合う元同僚を誘って、久しぶりに一杯やろうと思っています。

あの日交わせなかった会話の続きを、ようやく始められそうです。


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